エルメスとはどんなブランド?人気の理由を解説します!

エルメスは1837年に創業したブランドで、その歴史は180年以上もあります。エルメスは創業当初から世界各国の王室やセレブから

高い評価を受けております。

ここでは、エルメスがなぜ長年愛され続けているか解説していきます!

1.最高級の素材を使用している

エルメスは、丈夫で長く使える製品を作るため、最高級の素材を使用しています。特にブランドの中心である革製品へのこだわりは非常に強く、世界中から最高級の革を仕入れ、温度や湿度が徹底的に管理された保管庫で厳重に保管されています。

使用する革の部位にもこだわり、例えば牛革の場合は、背中の部分の「バット」と呼ばれる部分しか使用しません。しかも、一切傷がないものを使用するため、エルメスのバッグに使える品質の牛革は、1万頭からわずか30枚ほどしか取れないそうです。

2.ハイクオリティな製品

エルメスのバッグは、ひとつの製品をひとりの職人がすべて組み立てています。わずかなズレもなくひとつひとつのパーツをぴったりと縫い合わせる技術は熟練の職人にしかできません。完成するまでに何度も厳しいチェックを行うため、バッグひとつを完成させるまで、20時間以上かかるそうです。

さらに、エルメスのバッグには、製造年のほかにどこのアトリエでどの職人が作ったかがわかる認識番号が刻印されています。そのため、エルメスのバッグを修理するときは、基本的には製造した職人自身が修理を手掛けます。

ハイブランドでも大量生産が進み、分業制による量産が一般的になっている中で、エルメスのこのシステムは非常に貴重なもので、エルメスというブランドが長年愛される理由のひとつです。

3.需要が供給に追いついていない

エルメスの製品は、最高級の素材を使用し、熟練の職人がひとりで丁寧につくりあげています。そのため、大量生産が難しく、需要に供給が追いついていません。

例えばバーキンの場合、年間の生産数はおよそ1万2000個といわれています。エルメスの店舗は現在、世界45カ国に303店舗あるため、1店舗あたりのバーキンの割当数は年間39個という計算になります。

欲しいのに買えないという状況が何年も続いているため、エルメスのプレミア価格は年々上昇しています。品薄の状況が続き、値上がりしていることがさらにエルメスの人気と価値を押し上げているのは間違いありません。

エルメスは品質を守るために、伝統の生産方法を守り続けています。エルメスが欲しい人は世界中にたくさんいますが、これからもエルメスの入手困難は変わらないでしょう。

4.限られた人しか入手できない

エルメスの商品は、品質にこだわり手作業で作られているため、極端に生産数が少ないです。そのため、正規店で購入するのは非常に難しく、バーキンやケリーなどの人気アイテムは、限られた顧客しか手に入らないと言われています。選ばれた人しか手に入らないという状況がますます「エルメスが欲しい」という気持ちを煽り、人気が加速しているのです。

バーキンやケリーを正規店で手に入れるためには、まず顧客になって実績を積み上げないと紹介してもらえないことが一般的です。全くの新規客が店頭でバーキンやケリーを購入できるのは奇跡に近く、多くの人が何度も繰り返しエルメスの店舗に足を運んで実績を積み重ねる「エルパト」を続けているのが現状です。